平成29年度 収入・支出予算の概要
第118回組合会(平成29年2月16日開催)において、平成29年度予算が可決・承認されましたので、その概要についてお知らせ致します。
一般勘定予算(健康保険)の概要 <保険料率は1000分の86に据え置き>
平成29年度の保険料率は、前年同様の86/1000に据え置いております。8年連続の保険料率据え置きとなります。経常収入支出差引額は43百万の赤字見込みとなりましたので、赤字を補填するため別途積立金から75百万円を繰り入れております。収入および支出の概要は下記の通りです。
経常収入合計 | 658,510千円 |
経常支出合計 | 701,813千円 |
経常収支差引額 | ▲ 43,303千円 |
被保険者数 | 1.372人 |
平均標準報酬月額 | 360,000円 |
平均年齢 | 41.61歳 |
保険料率 | 86.000/1,000 |
一般・収入予算について
保険料収入は654百万円(対前予算15百万円増額)を見込んでいます。収入不足を補填するため別途積立金から60百万円を繰り入れています。各科目の予算額は下記表のとおりです。経常収入合計では658百万円となります。
科目 | 予算額(千円) |
健康保険収入 | 654,337 |
調整保険料収入 | 10,140 |
繰入金※ | 75,000 |
国庫補助金収入 | 515 |
財政調整事業交付金 | 4,000 |
雑収入 | 3,661 |
収入合計 | 747,653 |
※別途積立金を取り崩して繰り入れます。
2.一般・支出決算について
保険給付費は前年実績を踏まえ、373百万円(対前予算比2.9%減)となりました。また高齢者医療制度への納付金(前期高齢者納付金、後期高齢者支援金)、及び退職者給付拠出金等の合計額は、252百万円(前年予算比14.5%増)となりました。各科目の予算額は下記表の通りです。経常支出合計では702百万円となります。
科目 | 予算額(千円) |
事務費 | 10,741 |
保険給付費 | 372,687 |
法定給付費 | 361,708 |
付加給付費 | 10,979 |
納付金 | 252,313 |
前期高齢者納付金 | 87,100 |
後期高齢者支援金 | 155,510 |
病床転換支援金 | 1 |
退職者給付拠出金 | 9,700 |
老人保健拠出金 | 2 |
保健事業費 | 64,832 |
財政調整事業拠出金 | 10,140 |
その他 | 36,940 |
支出合計 | 747,653 |
介護勘定予算の概要 <保険料率は1000分の13.2に変更>
平成29年度の介護納付金額は、68.5百万円(対前予算8.5百万円増)となりました。介護保険料率は、0.4/1000引き下げ、13.2/1000に変更となりました。
保険料不足発生時の対応として準備金から11百万円を繰入れしています。
収入合計 | 73,832千円 |
支出合計 | 73,832千円 |
収支差引額 | 0千円 |
第2号被保険者数 | 987人 |
平均標準報酬月額 | 423,000円 |
保険料率 | 13.2/1,000 |
介護・収入予算について
科目 | 予算額(千円) | 1人当たり額(円) |
介護保険収入 | 62,829 | 85,598 |
繰入金 | 11,000 | 14,986 |
国庫補助金受入 | 1 | 1 |
雑収入 | 2 | 2 |
合計 | 73,832 | 100,589 |
介護・支出予算について
科目 | 予算額(千円) | 1人当たり額(円) |
介護納付金 | 68,500 | 93,324 |
還付金 | 100 | 136 |
積立金 | 1,232 | 1,678 |
予備費 | 4,000 | 5,450 |
合計 | 73,832 | 100,589 |
保健事業について
平成29年度の保健事業は、前年度に実施いたしました事業を継続いたしますが、新たに取り組む事業や一部内容を変更して実施する事業については下記の通りとなります。
保健事業につきましては、当健保組合ホームページの「健康づくりのための事業」をご覧下さい。
新たに実施する種目
(疾病予防事業)
- 食後血糖値セルフチェックを行います。
対象者は、被保険者及び被扶養配偶者となります。
内容を一部変更する種目
(疾病予防事業等)
- 子宮頚がん検査と骨粗しょう症検査は年齢制限なしの被保険者及び被扶養者を対象に実施いたします。
- ピロリ菌検査は、一時中断いたします。
平成31年から再開を予定いたします。
ニチバン健康保険組合では、平成29年度も昨年度同様に被保険者及びそのご家族が安心して医療保険サービスが受けられるよう、健全運営を行ってまいります。加入者の皆様におかれましては医療費の削減を念頭においていただき、生活習慣の見直しや健康増進にご協力くださいますよう、宜しくお願い致します。